イタリアまにあからの大事なお知らせ:TorinoのレストランScannabueと協働でYoutubeチャンネルを開設しました。日本向けにアレンジされていない本物のイタリア料理のレシピを紹介しています。

イタリア旅行の服装と各季節の気温の寒暖差と過ごし方のすすめ

イタリアの気候:ほぼ日本と同じ 寒暖の差:体感で日本の倍 太陽の強さ:日本とは全く異質

イタリアの朝夕と昼の寒暖の差、体調を簡単に壊します。

年間の気温 12~3月 4~5月
10~11月
6月、9月 7~8月

 

特に春秋は朝夜と昼の寒暖差が大きいイタリア

イタリアのイメージとして、太陽が明るくて眩しいようなイメージを持っている人が多いと思います。
実際、そのおかげで昼なんかはかなり暖かいことが多いです。
しかしながら、特に春と秋なんかには、朝と夜は寒いくらいに涼しいのに昼は暖かいなんてことはしょっちゅうです。
時期ごとにイタリアを旅する時の服装のオススメを紹介します。
ただし、基本的には日本とほぼ同じと想像してください。

 

年間の気温:日本と違い南北でそこまで大きく差はない

下の表を見ていただくとわかりますが、さすがにベネチアとナポリでは多少の差はあるものの、日本の北海道と沖縄程の気温の違いはありません。北でも夏はかなり暑くなりますし、南でも冬は結構寒いです。ベネチアについては、まわりを水路に囲まれていることもあり、体感的にも涼しいですが、その他の都市については劇的に違うことがないです。

12月〜3月:とにかく寒い冬

この時期は日本と同じく冬ですので寒いです。特に朝は冷え込みます。昼も夜もずっと寒いです。
ただし、日本で冬に着る服を着ていれば特に問題はありません。個人的には、ユニクロのヒートテックを数枚持って行ったりしています。
雨が降って服にしみたりすると一層寒くなることもあるので、防水や防風のダウンのようなジャケットやコートなんかを着ると便利です。
基本的には日本の冬をイメージしてください。
ホテルでは、バスタブにお湯をはったままにして乾燥を防ぎつつ、なるべくエアコンをつけて暖かくして寝る方がいいでしょう。
3月になると少し暖かくはなりますが、それでも朝晩は冷えるので風邪に注意です。昔3月の半ばにローマのコロッセオの近くを歩いていたときに、吹いてきた風の突き刺す冬のような寒さに凍えた経験があります。

 

4月〜5月、10月〜11月:朝夕と昼の寒暖の差に注意

この時期は朝や夜はなかなか涼しいのですが、昼から夕方はかなりあたたかい(日によってはあついと感じる)ことが多いので、着るものが難しい時期です。
朝や夜は肌寒いというか、日によっては寒さを感じる時もあるので、軽めの上着なんかを羽織りたいのですが、特に5月や10月なんかは昼から夕方は半袖でも問題ないくらい暖かい場合もありますし、むしろ暑いと感じることもあります。
個人的には、朝や夕方にはなにかを羽織りますが、昼から夕方にかけての時間帯には一度ホテルに戻り、軽装にして出かけます。
ちょっとめんどくさいですが、日本では考えられないくらいに朝夕と昼の温度差があるので、調整は必須です。

↓昼間でも雲が出てくると日差しがなくなって涼しくなります。


 

6月、9月:イタリアの初夏

朝夕はサラッとしているものの半袖でも大丈夫な日が多いです。雨などが降る場合には少し冷えますが、基本的には過ごしやすい適度な気温です。昼から夕方にかけては結構暑いことが多いです。日本の7月後半や9月初旬をイメージするとぴったりです。
ただしヨーロッパの太陽は肌をつんざくような暑さがあるので、日本とは暑さの種類が違います。
カラッとしてはいるものの相当に暑さを感じる、ジリジリやられるような暑さです。
このくらいの時期から熱射病になりやすくなる観光客もいると聞くので、水分補給をこまめにしてください。

 

7月、8月:肌を刺す強力な日差しで熱射病に注意

夏真っ盛りで、しかもヨーロッパの太陽がカンカンに照っているので、相当に暑く感じますし、下手したら熱射病にも注意です。
日本的な暑さとは違ってジメジメしていない分、湿度というフィルターが空気中にないので、太陽光線が直接体に熱を運んできます。
半袖にショートパンツみたいな服装でももちろん寒くはありません。
イタリアでは、レストランの中の空調が日本のように強くないので、暑すぎて食欲がわかないこともありえます。
とにかく違う種類の暑さにやられないように、水分補給などをこまめにしてください。
ちなみに、一部観光地では普段は1ユーロの水が4ユーロになったりする時期でもあります。
エアコンのしっかりしたホテルに泊まることをおすすめします。

↓こういう雲の少ない時は特に日差しが突き刺さってきて容赦ない暑さになります。