総合おすすめ度：9.0点

　おいしさ　　：9.25点　　店員さん：8.75点
　くつろげる度：9.0点　　予約　　：必須

伝統ベースの高レベル創作料理
観光地であるヴェローナですが、観光客向けではないおいしい食を追求しているレストランもたくさんあります。このレストランは、伝統料理と創作料理のバランスが適度にとれている上に、すごく上手に創意工夫を取り入れている料理を出してくれます。
カフェのようなカジュアルな内装からは想像がつかないほど、うまみが強くて新しさもある料理を出してくれるので食事のスタートから最後まで、終始楽しめるでしょう。伝統料理には他の素材を少し添加して目先を少しだけ新しくしていて、創作料理は火入れから盛り付けから工夫の塊です。
席数が限られているので是非予約して行ってみてください。星がついていないのが不思議です。
 

Canonica(ヴェローナのおいしいレストラン)の料理等写真：FOTO

パンのトマト煮	ホタテ	マグロ
エビとチーズと胡椒のパスタ	ゴルゴンゾーラのフジッリ	鹿のグリル
デザート	コーヒー	自家製パン
おしゃれな店内	おしゃれな店内	おしゃれな店内
おしゃれな店内	おしゃれな店内	おしゃれな店内
おしゃれな店内	おしゃれな店内	おしゃれな店内
おしゃれな店内	おしゃれな店内	おしゃれな店内

Canonica(ヴェローナの人気レストラン)の料理などのレビュー：RECENSIONI

オレガノやらセージやらを少しずつ生で添えて複雑味を添加しているホタテです。 おそらくニンニクをあたためたオイルを使って表面を焦がすように強火で焼いたのでしょうか、ニンニクのアクセントが素晴らしいです。 個人的には、今まで食べたホタテ料理の中でもトップクラスの味わいです。 このレベルであればメイン料理になってもおかしくはないでしょう。

素晴らしいマグロです。 マグロをミルフィーユ状に並べて、そこに上から火を入れているので、重なっている箇所はマグロは生です。 まぐろの生の味わいと火を入れた味わいを同時に味わえます。 ソースはテリヤキソースとパッションフルーツソースですが、同時に食べると完全にまぐろを引き立ててくれます。 上にのっている野菜は、しそのような味わいで面白いアクセントになっています。

塩気もピッタリ、チーズの旨味は必要十分と、完璧なパスタです。 そこに中国の山椒でしびれを足してエビのタルタルで甘みを足しています。 パスタの茹で加減もピッタリなので小麦も甘いです。 イタリアの伝統料理であるカチョエペペ、そのアレンジとしては一つの完成形に感じます。 何回でも食べたい、食べ終わるのがもったいないパスタです。

うまみが相当に強いパスタです。 使用しているゴルゴンゾーラチーズのチョイスがいいのかもしれませんが、適度にクセがあるものの甘いゴルゴンゾーラのソースが極上です。 そこに歯応えのある野菜が載っていて、噛んでいくとフジッリの小麦の甘さが出てきて、時間差で旨味にノックアウトされます。 シンプルながら何度も笑顔になってしまいます。

焼いてからしばらく休ませて、その後にオーブンで温め直したシカは、もちろん切っても血が出ないし、がっちり噛みごたえもあって素晴らしくうまいです。 バジルのジェラートは冷たさと爽やかさを、栗のクリームは温度と甘味を、それぞれ鹿に与えてくれます。 ただし、両方ともシカを邪魔しない程度のアクセントで、あくまで主役はシカです。 とにかくシカの旨味がすごいのですが、火入れと休ませ方によるものなのは容易に想像できます。

名前に反して、このデザートの主役はラズベリーでもジャンドゥイヤでもないありません。 アーモンドとタイムのジェラートがすごくて、今までに食べたことの全くない味です。 アーモンドの丸い感じの味をタイムが完全に制していて、無理やり言ったらシャープな味のアーモンドのジェラートです。 これは食べないと本当にわからない味だと思います。

Canonica(ヴェローナのレストラン)の店舗基本情報：DETTAGLI

Canonica(ヴェローナのおいしいレストラン)のメニュー：MENU

Canonicaでは季節の食材でメニューを変えますが、HPに掲載されています。