総合おすすめ度：9.5点

　おいしさ　　：8.5点　　店員さん：9.0点
　くつろげる度：9.0点　　予約　　：必須

ブレラ地区にある家族経営の老舗レストラン

このレストランは比較的落ち着いた地域であるブレラ地区にあります。家族経営でやっていて、ミラノの伝統料理を出してくれるレストランです。日替わりメニューや季節の食材を使った料理も出していますし、新鮮な魚介を使った料理も出しているミラノでは貴重なレストランでもあります。味は老舗なのでおいしいですし、物価が高いミラノの中でも標準的な値段帯です。なお、店名のローザネラは、黒い薔薇という意味ですが、店内は暗くもなくて、ゆったりできる落着いた雰囲気です。

Rosa Nera(ミラノのおいしいレストラン)の料理等写真：FOTO

オッソーブーコとミラノ風リゾット	レモンのリゾット	エビとアボカドのサラダ
パン	牛肉のカルチョフィのせ	野菜スープ
洋梨のリゾット	ポルチーニのフリット	アスパラのリゾット
スカロッピーネ、ポルチーニソース	パン	野菜のグリル
店内	店内	店内

Rosa Nera(ミラノの人気レストラン)の料理などのレビュー：RECENSIONI

ミラノの伝統料理のドストライク、オッソブーコ(牛のすね肉の煮物)とミラノ風リゾット(サフランと牛肉のダシで作ったリゾット)です。 ミラノでは、オッソブーコとミラノ風リゾットを1皿に盛り付ける方法はかなりポピュラーで、いろいろなレストランでやっています。 この店のオッソブーコは、ソースをやや多めに盛り付けてくれるので、リゾットと混ぜてリゾットの味を少しづつかえつつ楽しめる点がいいです。 もちろん肉自体の煮方などの基本的な部分も完璧です。 リゾットはアルデンテの具合が抜群で、これぞイタリアのリゾットと言える加減です。

これは意外に感じるかもしれない組み合わせですが、洋梨を使ったチーズケーキを想像してもらうと味の雰囲気がつかみやすいかもしれません。 また、洋梨はカットしたチーズと合わせて食べると相性がいいのを知っている人も多いと思います。 このリゾットは、洋梨とチーズ、そこにお米を組み合わせると、とても上品な料理ができあがることを簡単に証明しています。 米自体が完全にアルデンテなので、本当のリゾットとはどういうものかを味わえます。

比較的あっさりしたプリモを食べたいときにいいチョイスです。 レモンとチーズの味付けなので、無理やり言うとレモンチーズケーキです。 米自体はやはりアルデンテですし、レモンの爽やかさであっさり食べられます。 レモンピール(レモンの皮)も散らしているので、少し苦味のあるレモンの味も味わえます。 シンプルながら爽やかです。

至って普通に感じるのですが、マヨネーズをオリーブオイルで作っていて、塩気もそこまで強くないので、マヨネーズがとてもおいしいです。 もちろんエビとアボカドと組み合わさることでマヨネーズの味のみならず、1皿の料理として仕上がっています。 普通の組み合わせの中にクオリティーの高さを感じられます。

肉自体の焼き加減もちょうどよいので、イタリアの赤身肉の甘さが存分に出ています。 またカルチョフィーの苦味も肉の味にアクセントを与えてくれるのですが、ここまでアクセントを与えることができる野菜というのもなかなかないです。 一緒に食べてこそ、お互いの良さが引き出されるようになっています。 肉の甘みとカルチョフィーの苦味のコンビネーションです。

この店は実はピッツェリアでもあります。 そういう場合に多いのが、ピザの生地だけ焼いたものに少しだけ塩をかけてパンがわりにしてくれるんです。 この店も例外ではなく、しかも焼きたてを提供してくれることがあります。 炭火の香りで料理への食欲も増すので嬉しい配慮ですよ。 ただし、これを食べ過ぎると他のものが入らないくらいに満腹になるので、いくらおいしくても気をつけてください。

Rosa Nera(ミラノのおすすめレストラン)の店舗基本情報：DETTAGLI

Rosa Nera(ミラノのおいしいレストラン)のメニュー日本語訳：MENU

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