総合おすすめ度：9.0点

　おいしさ　　：9.00点　　店員さん：9.00点
　くつろげる度：9.0点　　予約　　：必須

伝統ベースの高レベル創作料理
観光地であるヴェローナですが、観光客向けではないおいしい食を追求しているレストランもたくさんあります。このレストランは、伝統料理と創作料理のバランスが適度にとれている上に、すごく上手に創意工夫を取り入れている料理を出してくれます。
カフェのようなカジュアルな内装からは想像がつかないほど、うまみが強くて新しさもある料理を出してくれるので食事のスタートから最後まで、終始楽しめるでしょう。伝統料理には他の素材を少し添加して目先を少しだけ新しくしていて、創作料理は火入れから盛り付けから工夫の塊です。
席数が限られているので是非予約して行ってみてください。星がついていないのが不思議です。
 

Torretta(ヴェローナのおいしいレストラン)の料理等写真：FOTO

エビのタルタル	サーモン	黒キャベツのラビオリ
マグロ	プロセッコのグラニテ	チーズケーキ
コーヒー用のお菓子	自家製パン	おしゃれな店内
おしゃれな店内	おしゃれな店内	おしゃれな店内
おしゃれな店内	おしゃれな店内	おしゃれな店内
おしゃれな店内	おしゃれな店内	おしゃれな店内
おしゃれな店内	おしゃれな店内	おしゃれな店内

Torretta(ヴェローナの人気レストラン)の料理などのレビュー：RECENSIONI

エビのタルタルを醤油、みかん、チコリで味付けした一皿です。 南イタリアではよくあるオレンジを使った味付けですが、これがエビに合うのは意外性があります。 みかんもそこまで甘くなくて、食べたことのないような不思議な味ではあったものの、タルタルにしてねっとりさせた味のエビによく合います。 面白いのが載ってるハーブで、イタリア名はfoglia di ostrica、日本語にすると牡蠣の葉っぱとなりますが、確かに噛むと牡蠣の味がする不思議な野菜です。

スタンダードなサーモンのカルパッチョのようですが、タタキになっていたり、パッションフルーツが合う感じだったり、あとはウイキョウのサラダを合わせている点はすごくイタリアらしいです。 ディルがついているのは日本でもよくある盛り付けなのですが、玉ねぎを使わないでウイキョウを使っていて、味がとても軽くなっています。

ラビオリ自体はスタンダードなのですが、ソースに含まれているカラスミと合わさったイカのうまさの破壊力がすごいです。 そこにトマトの酸味と甘味も適度に加わってるので、ラビオリなしでもこれだけでメイン料理になれそうなうまさです。 そのままだと癖の強すぎるマグロのカラスミも、少し温度を加えると絶妙なアクセントになります。

提供前にたたきにしているマグロは、温度はしっかりあたたかいのに中は水々しくてマグロ感はしっかりあります。 カラスミを燻製して作ったというマヨネーズは塩気と燻製香がしっかりあって非常にいいソースです。 株の菜の花は苦味と食感をアクセントにしてくれます。 載っている全てに無駄がないメインです。

ヴェネチア近郊のスパークリングワインであるプロセッコを使ったイタリア版のかき氷、グラニテです。 プロセッコなのでそこまで甘味はないのですが、しっかりプロセッコの味はしています。 そこにオレンジのソースが甘味と酸味を添加していて、オレンジ味のプロセッコを食べているような不思議な感じになります。

クリーム状のチーズは確かにたくさん入っているのですが、このデザートの主役は完全に栗のジェラートです。 ぬるい温度のチーズと冷たい栗のジェラートを合わせて食べると、甘味の違いやら温度の違いやらで、甘さ控えめなコースの締めにふさわしいレストランのデザートに急に化けます。

Torretta(ヴェローナのレストラン)の店舗基本情報：DETTAGLI

Torretta(ヴェローナのおいしいレストラン)のメニュー：MENU

Torrettaでは季節の食材でメニューを変えますが、HPに掲載されています。