イタリアまにあからの大事なお知らせ：TorinoのレストランScannabueと協働でYoutubeチャンネルを開設しました。日本向けにアレンジされていない本物のイタリア料理のレシピを紹介しています。

マゴラビン(Magorabin a Torino)：トリノのおいしいレストラン

予算：30ユーロ～　Wifi：あり　英語：OK

Wifiは席によって強さが違うのと、イタリア自体Wifiが不安定なのでルーターがあった方が安心です。

総合おすすめ度：9.0点

　おいしさ　　：9.0点　　店員さん：9.0点
　くつろげる度：10.0点　　予約　　：必須

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日本語訳

 

MagorabinEntrata

 

トリノのミシュラン1つ星、日本をリスペクトする料理

美食の街トリノの属するピエモンテはミシュラン星付きの店が比較的多いエリアですが、その中で少し目線を変えた料理を出すレストランです。
あたかも民家のような外装の店の中に入ると、そこにはゆったりとした空間が広がっています。比較的、落ち着いた空間で、緊張感もなくてフレンドリーなスタッフの接客の中、出てくる料理は日本をリスペクトしつつ、イタリアの調理方法を洗練させたものです。
イタリアの伝統料理を洗練させて出すだけではなく、もっとアグレッシブに進化させていて、例えば和食の技術を応用したりしています。ここまで独創的な料理を洗練させた形で実現させるにはかなりの技術が必要です。

 

Magorabin(トリノのおいしいレストラン)の料理等写真：FOTO

料理の写真は管理人が食事をした時のものです。

MagorabinAmuse

お通し
 MagorabinTartare

キャビアを載せたタルタル
 MagorabinScampi

スカンピとトマトソースとカボチャの種

MagorabinCapasanta

ホタテと生ハムのフライ、ダシのスープ
MagorabinBaccala

バッカラ
MagorabinBottoni

生ハムを詰めたラビオリとトリュフ

MagorabinAnatra

カモとエビのココナッツソース
MagorabinManzo

カラスミを載せた牛肉のステーキ
MagorabinSorbetto

パパイヤのジェラートのヨーグルトソース

MagorabinSesamo

黒ごまのアイス
MagorabinVino3

バローロ
MagorabinDentro5

店内の様子

MagorabinPane

自家製パン
MagorabinVino2

リースリング
MagorabinVino1

ペアリングの白

MagorabinPerCafe

コーヒー用のお茶菓子
MagorabinDentro3

店内の様子
MagorabinDentro2

店内の様子

写真クリックで大きな画像が見られます。
すぐ下に実際に料理を食べて感じたことが書いてあります。

 

Magorabin(トリノの人気レストラン)の料理などのレビュー：RECENSIONI

　キャビアを載せたタルタル
　Tartare e caviar
MagorabinTartareこのキャビアがうまいというよりも、相当に新鮮です。
新鮮なだけに出せる、シャープな生臭さ(いい意味で！)が肉の味を引き立ててて、さらにマンゴーのソースが甘みを添加して生臭みを強調して、旨味の層を構成しています。
生臭さがうまみになるという、なかなか食べることのできない旨さの出し方です。
　スカンピとトマトソースとカボチャの種
　Scampi al pomodoro
MagorabinScampiこのトマトソースの苦味と甘みが、この料理の全てのような気がします。
もちろんスカンピの旨味、火の入れ具合の素晴らしさもあるのですが、それを全て包み込んでまとめるトマトソースです。
雑な言い方をすると、極上のトマトジュースです。
こういうトマトソースは作ろうとして作れるものではありません。
うますぎないのに味わい深いトマトソースです。
　ホタテと生ハムのフライにダシを注いだもの
　Capasanta,prosciutto disidratato,funghi e dashi giapponese
MagorabinCapasantaホタテのソテーの焦がし具合が抜群なのは、この店のレベルの高さを考えれば当然のように思えます、というかサプライズはありません。
本当のサプライズは、生ハムのフライの味です。
生ハムを揚げて粉砕すると、まるでカツオみたいな味になります。
だからダシを注ぐという発想なのでしょう。
　バッカラ
　Baccala e sanguinaccio
MagorabinBaccalaこの料理は、バッカラの火入れのうまさに尽きるでしょう。
ソテーしてから、こんなにふわふわのバッカラを食べる機会はそうそうないでしょう。
下に敷いてあるポテトも甘すぎず、しかもよく濾してあるのに水分は少なくて、魚に合わせるにはちょうどよく計算されています。
全てが計算の上で完全に仕上がっています。
　生ハムを詰めたラビオリとトリュフ
　Bottoni di culatello con tartufo nero e guazzetto di scorfano
MagorabinBottoni驚くべきはパスタのソースがまるで強めのカツオダシのような味わいなことです。
ここにトリュフをかけてるのに、トリュフがかすむほどに強いカツオダシのような魚のソースです。
こんなに強くておいしい魚のソース、正直作り方が想像できません。
赤ワインがペアリングで選ばれた理由がよくわかります。
　カモとエビのココナッツソース
　Anatra, latte di cocco, peperoncino e gamberi rosa
MagorabinAnatra火入れの加減なのか、他の要因なのかはわからないのですが、鴨の味がまるで牛肉のごとく強くておいしいです。
本当に鴨なのかと疑ってしまうほどです。
ココナッツのソースは、ソースだけ味見すると甘みがあるのですが、肉と一緒に食べると甘いという感覚はなくて、料理全体に軽やかさだけ与えて、ココナッツ自体の存在感は消えます。
　カラスミを載せた牛肉のステーキ
　Manzo, bottarga e pop corn
MagorabinManzoこの料理は、コースには含まれていないのですが、特別にサービスしてくれました。
まさかカラスミと牛肉のコンビネーションというのは、想像力が及ばなかったですが、すばらしい味になっています。
カラスミの独特な香りが牛肉と合わさることと、さらに相互のうまみを高めるようです。
肉系の旨みを魚介系と合わせるというのは、ヨーロッパ系の料理では相当珍しい部類でしょう。
　パパイヤのジェラートのヨーグルトソース
　Sorbetto alla papaya con crema di yogurt e mandorle amare
MagorabinSorbetto最後のデザートに行く前の口直しとしてでてきます。
味は口直しのレベルを超えて、デザートとして成り立つレベルのものです。
パパイヤの味はしっかりしてるものの、温度は極めて低いので、パパイヤの含有量は少なめなはずです。
というのは、パパイヤをたくさん含んだ場合、ここまで温度が下がることは不可能だからです。
シャリシャリで軽くて、お口直しにぴったりです。
　黒ごまのアイスにオレンジのジェラートとホワイトチョコ
　Pasta di sesamo nera cioccolato bianco aerato sorbetti arancia amara e liquirizia salata e kamut
MagorabinSesamo黒ごまのアイスはそこまで冷たくなくて、オレンジのジェラートがかなり冷たくてシャリシャリなので、温度差のコントラストも楽しめます。
黒ごまで甘いものを作っているという点で、非常に日本的なデザートに仕上がっていますが、単に日本風にしただけではありません。
完成度はかなり高めです。

 

Magorabin(トリノのおすすめレストラン)の店舗基本情報：DETTAGLI

正式名称 　Magorabin
住所 　Corso S. Maurizio, 61, 10124 Torino
電話番号 　+39 011 812 6808
定休日 　日曜、月曜のランチ
営業時間 　12:00 – 15:00, 19:00 – 23:00
予算 　30ユーロ～
ホームページ 　お店のHP
Corso S. Maurizio, 61, 10124 Torino

 

 

Magorabin(トリノのおいしいレストラン)のメニュー日本語訳：MENU

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