総合おすすめ度：9.0点

　おいしさ　　：9.0点　　店員さん：9.0点
　くつろげる度：9.5点　　予約　　：必須

モデナで最も有名な洗練した郷土料理を出すレストラン

モデナの人で知らない人はほぼいないと言っても過言ではない、中心地からタクシーで10分程度の場所にあるレストランです。メディアにもしばしば取り上げられています。
ミシュラン系の場合、お客さんは地元の人は20%位ですが、このレストランはほぼ地元の人で、少し贅沢をする時に訪れるようです。最高峰のモデナ郷土料理を味わい、いい思い出にもなるレストランです。
モデナ料理の教科書的な店なので、料理人のお客さんも多いようですよ。

Antica Moka(モデナのおいしいレストラン)の料理等写真：FOTO

自家製のパン	野菜のクレマ	ニョッコフリットとプロシュート
ほうれん草のトルタ、パルミジャーノのセミフレッドなど	トルテッリーニ	タリアテッレのラグー
豚肉と野菜のカポナータ	セミフレッド	コーヒー
おしゃれな店内	おしゃれな店内	分厚くて巨大なワインリスト
おしゃれな店内	おしゃれな店内	おしゃれな店内
おしゃれな店内	おしゃれな店内	おしゃれな店内
おしゃれな店内	グラスワイン	おしゃれな店内

Antica Moka(モデナのおすすめレストラン)の料理などのレビュー：RECENSIONI

ウェルカムディッシュは日によって変わるようですが、これは野菜のクリーム仕立てです。 プンタレッレ、ほうれん草、人参などの何種類もの野菜を使って、クリーム状のトロっとした液体を作り上げて、かなり複雑な味わいを演出しています。 苦味、甘みが、適度なトロミのおかけで強く感じやすく仕上がっています。

ニョッコフリット、要するに極薄の揚げパンの上に生ハムを合わせて食べる、モデナらしい1品です。 全く油の匂いや味わいがひっかからない、雑味のないニョッコフリットはかなり珍しいです。 余計な油は一切ないので、重たさやしつこさも一切なしです。 ニョッコフリットのあたたかさに、極薄く切った生ハムが合わさって、口の中で溶けていきます。

地味なことのようで重要なのは、塩気の適切さが素晴らしいことです。 こういう野菜のトルタ系の料理は、塩気が強い状態で出てくることも多いですが、バランスが超適切です。 ほうれん草も、粉砕の仕方がある程度ランダムで粗みじん切りといった感じなので、形がよく残っていて、歯ごたえが残っています。 ワインが進む料理です。

パルミジャーノの器で、バルサミコ酢をかけていただきます。 とっても上品に作ってあるトルテッリーニで、食べてて野暮ったさがなくて、軽いです。 味は強いのにサラッと食べ終われるパスタというのは、ありそうでなかなかないので、調理技術が高いことがわかります。 バルサミコ酢が料理を軽くしているというのは助けになっていることを考慮しても、食べ終わっても後味が軽いので、こんなトルテッリーニはそうそうないと言っていいでしょう。

パルミジャーノの器で、バルサミコ酢をかけていただきます。 とっても上品に作ってあるトルテッリーニで、食べてて野暮ったさがなくて、軽いです。 味は強いのにサラッと食べ終われるパスタというのは、ありそうでなかなかないので、調理技術が高いことがわかります。 バルサミコ酢が料理を軽くしているというのは助けになっていることを考慮しても、食べ終わっても後味が軽いので、こんなトルテッリーニはそうそうないと言っていいでしょう。

ラグーの肉をどの程度細かくするか、どの程度粗めに残すかというのは店によって差が大きいところですが、この店の肉は大きめの塊で入っています。 その大きめの塊の肉は、外側は食感があるのに噛むと中身がフワッとしていて、さらにソースに旨みはたっぷり出てるもののしつこくなくて、とにかく軽いです。 こういうシンプルで、どこでも置いてる料理は料理人の差が大きく出ます。

豚肉をオーブンで焼いてるだけだろうと思いますが、ローズマリーとタイムの効かせ具合が絶妙で、ハーブ臭くてうるさくない程度に豚肉の味をひきたてています。 野菜の火入れも歯ごたえが残るレベルにとどめていて、「シャリッ」という歯ごたえの野菜と「モチッ」としたやわらかい肉とのコントラストが素晴らしく感じます。 特に酢を含んでいる野菜と、肉の脂身の部分の食べ合わせは、重い味を軽くしてくれて、味わいを一層高めてくれる効果があります。 酸味と豚の甘味のコラボです。

Antica Moka(モデナの人気レストラン)の店舗基本情報：DETTAGLI

Antica Moka(モデナのおいしいレストラン)のメニュー日本語訳：MENU

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