イタリアまにあからの大事なお知らせ：TorinoのレストランScannabueと協働でYoutubeチャンネルを開設しました。日本向けにアレンジされていない本物のイタリア料理のレシピを紹介しています。

メナジェーレ(Menagere a Firenze)：フィレンツェのおいしいレストラン

予算：15ユーロ～　Wifi：あり　英語：OK

Wifiは席によって強さが違うのと、イタリア自体Wifiが不安定なのでルーターがあった方が安心です。

総合おすすめ度：9.0点

　おいしさ　　：9.0点　　店員さん：9.0点
　くつろげる度：9.0点　　予約　　：必須

お洒落な雰囲気で創作料理を楽しめる

このレストランはレストランだけではなく、花屋さんや食器屋さん、軽く飲めるスペースも提供していて、それに上にはホステルがあるようです。
料理については、いわゆるイタリアに昔からあるような料理をベースにした現代料理から、完全なる創作系の料理まで幅広く扱っていますが、どれもなかなかのレベルです。
フィレンツェに滞在していて、伝統的な料理だけではなくて少し洗練された料理をお洒落な雰囲気の中で味わいたい場合、いいレストランです。
飲めるスペースなどでは地元の人たちがワイワイガヤガヤ楽しんでいて、その雰囲気も感じることができます。

Menagere(フィレンツェのおいしいレストラン)の料理等写真：FOTO

料理の写真は管理人が訪問した時のものです。

ポーチドエッグにキノコと栗

バッカラのカレーソース

ラビオリ

サフランのリゾット

キャベツで包んだ鴨のリドボー包み

スカンピソースのイカ

人参のケーキのタピオカ載せ

レッドペッパーのホワイトチョコレート

おしゃれな内装

写真クリックで大きな画像が見られます。
すぐ下に実際に料理を食べて感じたことが書いてあります。

Menagere(フィレンツェの人気レストラン)の料理などのレビュー：RECENSIONI

　ポーチドエッグにキノコと栗

　Uovo, topinambur e funghi cardoncelli con crema di latte e castagna

ポーチドエッグのまわりのキノコのソースが本当に濃厚で、これだけひたすらスープとして飲みたいレベルのおいしさです。
具として添えられたのは、ちぎったパンと栗とキノコで、こちらは3段階の歯ごたえを楽しめます。
キノコと栗の味の合わせが冬を思わせる料理です。
玉子はそこまで重要ではないっぽい料理に感じます。
玉子抜きでスープとして頂いたら、見た目は地味ですが、最高のスープかもしれません。

　バッカラのカレーソース

　Baccala in guazzetto cozze al curry, porri e uva

ソースの味は、カレーにココナッツを加えていて、まるでココナッツカレーで、タイ料理を思い起こさせる味わいです。
タイ料理の方向性なので、魚と合うのは当たり前ですがバッカラは柔らかい火入れをしていて、仮にカレーにして煮てこの柔らかさを保つのはむずいかもしれません。
だから意味、貴重な調理法なのかもしれません。
いずれにせよ、白身魚を柔らかく火入れして、そこにムール貝の出汁にカレーとココナッツ加えたソースを流し込めばできる、想像しやすい味ではありますが、とってもおいしいです。

　ラビオリ

　Ravioli di verza e nduja al vapore, arostiti con zucca e olive

見た目的には明らかに餃子です。
味も、癖の強い餃子のような感想を持つ人が多いでしょう。
ンドュイヤというイタリアの南の辛いサラミ独特の、言葉では表現できない味の癖がなかなか強いです。
燻製された生の唐辛子は、パプリカパウダー的な香りを出していて、こちらも野暮ったい感じの香りを添加しています。
そこにかぼちゃの甘さが合わさっていて、普通の餃子だと思ってると裏切られます。
そして辛味はたっぷりで、イタリアでここまで辛い料理は珍しいです。

　サフランのリゾット

　Riso al zafferano, triglie e carciofi croccanti

見た目はまるで、リゾットのミラノ風です。
味もそこまで大きく変わることないので、シンプルなリゾットと大きく変わらりません。
ただし、炊き加減とかチーズの溶け具合とか、水分の具合とかは理想的です。
上に散らされたボラが甘いです。
揚げたカルチョフィーのカリカリ感が歯ごたえをしっかり添加しています。

　キャベツで包んだ鴨のリドボー包み

　Oca in crepinette alla frutta secca con sugo allo yuzu, mostarda di mela, verza e palvere di ginepro

鴨をリドボーで包んでグリルした料理ですが、まずソースが抜群にうまいです。
鴨の出汁をとるときに野菜とフルーツを合わせて、さらにだめ押しでゆずまで合わせてるので軽いのに濃厚なソースになっています。
キャベツの苦味や歯ごたえもいい具合です。
鴨はミンチにしてからキャベツに包んでいるので、もちろん柔らかく感じますし、甘みも出やすくなっています。

　スカンピソースのイカ

　Seppia in salsa di scampi, patisson, carciofi e colatura di alici e gel di agrumi

スカンピソースは日本人好みっぽいエビの味が相当強い味かと期待していましたが、そこまでエビ感はなくて、あくまでイカをメインとしています。
その主役のイカの火入れは適度で、ほどよく噛みごたえがある程度に柔らかいです。
それでいて表面を焦がしていて見た目もきれいです。
添えられているスカンピの刺身は普通のエビとそこまで変わりません。
イカもここまでやると立派なメイン料理になります。

　人参のケーキのタピオカ載せ

　Biacotto di carote con perle di tapioca al coco, meringa e zuppa di chocolato alle spazie

タピオカミルクのイタリア版みたいなデザートで、人参のケーキにタピオカを載せて、まわりにはココナッツのスープを流し込んでいます。
タピオカのおせんべいまで載せてあります。
イタリアっぽい感じは全くしませんが、濃厚すぎない上品なタピオカミルクです。

　レッドペッパーのホワイトチョコレート

　Cremoso al chocolato bianca allo yuzu con karkade e pepe rosa

ホワイトチョコレートにレッドペッパーを入れ込んでいるあたりのセンスがさすがな一皿です。
ゆずのアイスはそこまでゆず感がなく、隠し味にしているはずのパッションフルーツの方が前に出ていた印象です。
まわりに流されているバラのソースは、言われてもなお何の味がわからないくらい不思議な味わいです。

Menagere(フィレンツェのレストラン)の店舗基本情報：DETTAGLI

Via de' Ginori, 8, 50123 Firenze
正式名称	La Ménagère
住所	Via de’ Ginori, 8, 50123 Firenze
電話番号	+39 055 238 1208
定休日	なし
営業時間	8:00 – 26:30
予算	15ユーロ～
ホームページ	お店のHP