総合おすすめ度：8.5点

　おいしさ　　：8.5点　　店員さん：9.0点
　くつろげる度：9.0点　　予約　　：なるべく

ボローニャ郷土料理を洗練させた家庭的なレストラン

メインストリートから少し入ったところにあるレストランで、古くからの料理を丁寧に、アレンジせずに伝えているレストランです。中にはボローニャの中で、この店でしか食べられないものもあるようです。
伝統的な料理だけで評価の高いレストランというのは調理技術が一流です。なぜならばアレンジなしのシンプルな調理法では、ごまかしがきかないからです。料理の味がしっかりしていないと高い評価は得られません。
ボローニャの伝統的な料理を食べたい時には、この店は候補のうちの一つです。

Oberdan(ボローニャのおいしいレストラン)の料理等写真：FOTO

野菜スープ	タリアテッレ、ボロネーゼ	豚の煮物
トルテッリーニインブロード	ボローニャ風カツレツ	牛肉のサンジョベーゼソース
店内風景	店内風景	ハウスワイン

Oberdan(ボローニャのおいしいレストラン)の料理のレビュー：RECENSIONI

トリノやパドバなどの北の野菜スープはトマトなしが主流ですが、ボローニャ近辺から少しづつトマトが入っています。 写真では赤くないのでちょっとわかりづらいかもしれませんが、トマトがほのかに効いていて、上品です。 野菜は炒めずに煮込んでいるだけですが、とても野菜の甘味の強いスープで、豆の甘味も加わっています。 しっかり野菜の味がして胃を温めてくれるスープなので、前菜代わりにもいいと思います。

この店のタリアテッレは自家製の手打ちなのですが、少し厚みがあって、かみごたえがしっかりしていて、本当の意味のアルデンテになっています。 幅広い麺でソースの重さをしっかり受け止めて、そして噛み込むことで旨みが口のなかに広がっていきます。 こういう定番の味の細かい違いで、料理全体として大きな違いを演出している点は、さすが地元の老舗トラットリアの実力だと感じます。 全く飽きずにいつまでも食べられる味わいです。

店の人が、ボローニャでこの料理出してるのは他にない、と言っていましたので、かなり古い料理のようです。 味は、ポテトのピュレと一緒に食べることでポテトのふんわりした甘みが加わって、肉と別々に食べた時よりはるかにうまいです。 カルチョフィの苦味も全体の味を締めています。 豚の甘さ、カルチョフィの苦味がソースに溶け出して、それをポテトの甘みで包み込む料理です。 お腹は膨れてくるのですが、肉とポテトを同時に食べて初めて完成する味です。

Oberdan(ボローニャのおいしいレストラン)の店舗基本情報：DETTAGLI

Oberdan(ボローニャのおいしいレストラン)のメニュー日本語訳：MENU

準備中