総合おすすめ度：9.0点

　おいしさ　　：9.0点　　店員さん：9.5点
　くつろげる度：9.5点　　予約　　：しないと入れません

35階からの絶景とハイクオリティな料理

トリノのオフィスビルでもある高層ビルの最上階に位置するレストランが、このPiano35で、意味は「35階」です。場所だけではなく、料理のクオリティも非常に高く、ミシュランの星を取るのも時間の問題でしょう。全くもって新しい料理から、古い料理の再構築系まで、とにかくあきさせない工夫がたっぷりですし、ワインもかなりいいものを置いています。なお、予約をしないと中に入れないのと、ビルの下で「レストランを予約しています」というように伝えないといけません。

Piano35(トリノのおいしいレストラン)の料理等写真：FOTO

揚げピザ	カンパチ	半熟たまごにペコリーノクリーム
パンツァネッラ	オマール海老のラビオリ	たこのラグーのタリオリーニ
ヨーグルトとナスと羊	プチデザート	ヨーグルト中心のドルチェ
パン	パン	コーヒーとお茶菓子
アミューズ	アミューズ	35階からの景色
35階からの景色	店内の様子	店内の様子（レアなイタリアの酒）
店内の様子	店内の様子	店内の様子
店内の様子	レヴィのグラッパ	ベルタのアマーロ
店内の様子（レアなイタリアの酒など）	店内の様子（レアなイタリアの酒など）	店内の様子（レアなイタリアの酒など）
店内の様子（レアなイタリアの酒など）	店内の様子（レアなイタリアの酒など）	店内の様子（レアなイタリアの酒など）
店内の様子（レアなイタリアの酒など）	店内の様子（レアなイタリアの酒など）	エントランス

Piano35(トリノの人気レストラン)の料理などのレビュー：RECENSIONI

豚のラードを揚げたてのピザの上にのせて、その上にキャビアを飾った料理です。 揚げたてのピザというよりパンといった方がイメージに近いかもしれません。 揚げピザの熱で豚のラードが溶けてきていて、口の中に甘みがブワッと広がります。 キャビアは純粋に塩気のみを添加してるだけで魚感は一切ないですが、これが普通の塩とかだといろいろ違うのでしょう。

パン粉をまぶしてタタキを作ったようなカンパチです。 魚の火入れに関しては、和食のような方向性を感じる料理ですが、スパイスを含めたパン粉でサクサク感を出してるあたりはイタリアの料理法の特徴です。 ズッキーニのマヨネーズは何かのスパイスがバッチリ効いていて、やや辛味を感じる味わいで、アクセントになっています。

たまごの濃厚さとペコリーノの塩気や甘みがよく合う一皿です。 それだけだとつまらない味になりそうですが、そら豆を小さくしてカリカリにしたものが載っていて、歯ごたえも楽しめます。 とにかく玉子が濃厚に甘くて、そこにペコリーノの癖がのって、全体的に濃厚な一皿ですが、重くはなくて、さらっと食べられます。

普通のパンツァネッラとはだいぶ違います。 トマトのジェラートが載ってたり、トマトのコンフィが散らしてあったり、あとキュウリのマリネで酸味を足していたり、いろいろな味を工夫しています。 伝統料理の再構築系も、ここまで来ると違う料理のようです。

まるで和食のシェフがイタリア料理作ったら創作料理でありそうな味わいです。 アメリケーヌソースに、昆布に、生姜とオマール海老入れたラビオリです。 ご丁寧にゴマとネギまで載っています。 間違いなくうまいけど、日本にもありそうです。 ただ、これをイタリア人がやってることに意味があるのかもしれません。

タリオリーニというかタヤリンに限りなく近いパスタに、タコのラグーと粉砕してカリカリにしたオリーブを載せたものです。 他の料理に比べれば、割と普通に感じられる料理です。 とはいっても、もちろん相当ハイレベルな普通です。 それから乳化具合がすごすぎます。 食べ終わって皿の底を見てもまだ白濁して繋がっています。

最近では定番になりつつある低温調理で火入れをした羊で、その後にマリネして、提供前にまわりをカリッと焼いています。 ヨーグルトと合わせると羊の癖がより際立っておいしいさを強調できます。 ナスにしても粗めのみじん切りにしてからパン粉つけてあげてるので、甘みが増しています。

ヨーグルトのジェラートをカラメルやチョコの上に載せたものです。 ヨーグルトの酸味とカラメルの濃厚な甘みがよく合う一皿です。 特殊な味というよりは見た目がきれいなフォトジェニックなデザートです。 もちろん普通においしいです。

Piano35(トリノのおすすめレストラン)の店舗基本情報：DETTAGLI

Piano35(トリノのおいしいレストラン)のメニュー日本語訳：MENU

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