総合おすすめ度：9.5点

　おいしさ　　：9.5点　　店員さん：9.0点
　くつろげる度：9.5点　　予約　　：必須

伝統的ピエモンテ料理でミシュランの星を獲得したレストラン

ピエモンテはそもそも結構手の込んでいる郷土料理が多いのですが、そういう料理をきっちり伝え続けて、結果的にミシュランの星がついたレストランです。
手の込んだ料理を出している割に値段は安いと思います。コースで頼んでゆっくり時間をかけて食事をしてみてください。場所はアスティのイータリーの上にあり、アスティの人なら誰でも場所を知っているので、地図がなくても簡単にたどり着けます。

Gener Neuv(アスティのおいしいミシュランレストラン)の料理等写真：FOTO

自家製のパン	小さい前菜	うなぎのマリネ
カルチョフィーと膵臓のリゾット	内臓系の炒め合わせのマルサラソース	ザバイオーネ
コーヒーのお茶菓子	洗練された内装	洗練された内装
洗練された内装	洗練された内装	洗練された内装

Gener Neuv(アスティの人気ミシュランレストラン)の料理などのレビュー：RECENSIONI

写真右上、セロリのジェラート(Sorbetto di sedano)は、まさかセロリの味がこんなに複雑になって、さらに美味しいとは思わないほどの新しいジェラートでした。セロリと言われなきゃ絶対気づかないでしょう。 写真左上、仔牛のツナソース(Vitello tonnato)は、いわゆる伝統的な味で、ツナソースを仔牛で包んであります。 写真左下、コテキーノとレンズ豆(Cotechino e lenticchie)は、レンズ豆にしっかりコテキーノの肉肉しい旨味がうつってるのと、コテキーノ自体の味も雑味がなくて肉の旨味が強いです。 写真右下、豆のペーストを揚げたもの(Croccante si ceci)は、結構極上のポテトチップス的な味わい。

この店で創業当時から作っていて、何一つ変えていない料理とのことです。 洋風のしめ鯖みたいなイメージに近い味です。 ただしもちろん完成度が非常に高いしめ鯖で、比較的厚みのある皮目はブヨっとしてるのに全く臭みがなくて、なのでモチモチに感じられます。 干しぶどうとかモスカートのビネガーなんて使ったらかなり生臭みが際立ちそうなものなのに、それぞれがそれぞれの味わいを高め合っています。 甘みと酸味と魚の味と食感のバランスがきれいです。

プレーン目な味のリゾットを食べて、一緒に煮たカルチョフィーを食べて、フリットのカルチョフィーを食べて、外側カリカリ中はフワッとしてる甘酸っぱい膵臓を食べて。 今度はリゾットと他の具材を食べて味を変えて。 口直しにプレーン目なリゾットを食べて、また他の素材と一緒に食べて。 これを交互にやってるだけで、いつの間にか無くなっています。 どれか一つ食べても、一緒に混ぜてもおいしくて、バランスが完全に計算されています。 リゾットの炊き具合も完全にアルデンテです。

レバーとか鳥のトサカとか脳みそとか、いわゆるホルモン系がたっぷり入った料理と言っていいでしょう。 そこにマルサラ酒とアップルビネガーのソースです。 味自体はかなり力強いのですが、味わい自体は軽いというか、割とサラッとしているので、食べ進みやすいです。 この料理は40年間レシピを全く変えてないということです。 味が強いのに食べやすいというのは、酢の使い方やアルコールの使い方によるものでしょう。

ザバイオーネは、目の前で温かいソースをたっぷりかけてくれます。 このソースが、空気を含ませて相当ふわふわ、そしてモスカートのアルコール残ってる感じは、完全に大人のデザートに仕上がっています。 ザバイオーネに関しては完璧にイタリアナンバーワンかもしれません。 デザートと食後酒を同時に楽しめるようなデザートです。

Gener Neuv(アスティのおすすめミシュランレストラン)の店舗基本情報：DETTAGLI

Gener Neuv(アスティのおいしいミシュランレストラン)のメニュー日本語訳：MENU

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