総合おすすめ度：9.25点

　おいしさ　　：9.25点　　店員さん：9.5点
　くつろげる度：9.5点　　予約　　：必須

街の中心部にあるレベルが高い郷土料理のレストラン
街の中心部にあるので移動も便利で、かつ郷土料理のレベルを高めているレストランです。他のレストランにあるようなありきたりなメニューでも、ここで食べてみたら味の違いがわかります。肉料理の有名な地方でもあり、シカやイノシシなどのジビエも常にメニューに載せているようです。
また、置いているワインのチョイスが素晴らしくて、ビオワインをはじめとした個性的な味のワインをグラスで何種類も揃えています。ワインを飲むためだけに行く価値もあります。
レンガを基調とした、クラシックでお洒落な内装もいい感じです。混む時はものすごく混むようなので、予約必須です。
 

Filiberti(トリノのおいしいレストラン)の料理等写真：FOTO

エビのたたきにゆずマヨネーズ	アーティチョークの仲間のソテー	膵臓のバターソテー、ポロ葱のソース
イベリコ豚	ニョッキ	羊
カンノーロ	おしゃれな内装	おしゃれな内装
おしゃれな内装	おしゃれな内装	おしゃれな内装
おしゃれな内装	おしゃれな内装	おしゃれな内装
おしゃれな内装	おしゃれな内装	メニュー：2019/1時点

Filiberti(トリノの人気レストラン)の料理などのレビュー：RECENSIONI

土のような野暮ったい感じの味わいの、カルチョフィーのような味の野菜を、ローズマリーを効かせてソテーしたものです。 カリフラワーペーストを下に敷いていて、どちらも土っぽい味わいなので、適度に癖のある味です。 日本ではあまり食べないようなものですので、面白いです。 土っぽいとは言っても野暮ったい感じの味わいがいい意味で酒のつまみになっています。

イタリアでよく食べられる膵臓ですが、感動もののうまさです。 膵臓はちょっとだけ血の匂いを残していて、噛み切れる程度の噛みごたえがしっかりあって、噛めば噛むほど楽しめます。 ポロ葱のソース、これがすごくうまみが強くてびっくりします。 バターとポロ葱と塩だけでこの味出るなら、イタリアではソースに困らないでしょう。

イベリコ豚の甘みと柔らかさがすごいのですが、その焼き汁とオレンジとバターで作られたソースがレベル高すぎます。 チコリの苦味も合わさると味の層が幾重にも重なって、尋常じゃない旨さが口の中でできあがります。 この店では前菜として提供している料理なのですが、これはメイン料理でも全く問題ないレベルです。

イタリアにある菜の花と似ている味の野菜をクタクタに茹でてソースにして、そこにアサリを加えていて、うまくないはずがない組み合わせです。 ニョッキはチーズ臭さやジャガイモ臭さはなく、ソースを味わうための味の基盤を与えているだけな印象です。 菜の花(ではないけど)の温かい香り、上質なオリーブオイル、アサリの出汁、そこにフレッシュな青臭いオリーブオイルです。 優しくて力強い味わいです。

日本でイメージされる羊ほどクセがなくて、けれどアクセントはある羊肉です。 まわりはカリカリに焦がしてあって中心部は噛みごたえがある羊の赤身肉です。 別の歯ごたえがある小さい人参はカリカリに焼いてあって甘みを添加しています。 そこにジャガイモの甘いピュレで駄目押しです。 これがメインだからイベリコ豚は前菜にラインナップしていたのかと、理解できる料理です。 このレストランの底が知れないレベルです。

リコッタを包んだカンノーロです。 まず、添えられているオレンジの皮をシロップか何かにつけて柔らかくしているものが相当にうまいです。 リコッタの適度な甘みとオレンジの甘い酸味で、いつまでも楽しめてしまうデザートです。 デザートワインと合わせてるといつまででも飲める、食後酒のためのデザートです。

Filiberti(トリノのレストラン)の店舗基本情報：DETTAGLI

Filiberti(トリノのおいしいレストラン)のメニュー：MENU